「高次脳機能障害」といいます
高次脳機能障害の障害については、主に言語や記憶障害などが挙げられます
一見完治したかのように見えますが、脳に損傷を残しているため
さまざまな障害が生じてしまいます
脳出血・脳血管障害や(転落・交通事故など)頭部外傷などによって、
脳が損傷を受けることが原因で起こるといわれているのが、「高次脳機能障害」です
脳出血などの後遺症といわれるものです
■脳出血・脳梗塞の「高次脳機能障害」 〜主な障害
・注意力や集中力の低下
・比較的古い記憶は保たれているのに、新しいことは覚えられない
・感情や行動の抑制がきかなくなる
・精神・心理的症状
・周囲の状況にあった適切な行動が選べなくなる
このように、脳出血・脳卒中などの後遺症である「高次脳機能障害」は、
様々な障害をもたらします
そして後に、生活に支障をきたすまでになってしまうのです
■くも膜下出血の「高次脳機能障害」 〜主な障害
脳出血・脳梗塞の「高次脳機能障害」と、くも膜下出血の場合の「高次脳機能障害」とでは、実は後遺症が異なるといわれています
くも膜下出血では、脳底部に位置する脳動脈瘤の破裂となるため、
前頭葉や側頭葉の底面に出血がみられやすく、「高次脳機能障害」の主な症状としては、
・突然興奮し怒り出す
・やる気がない
・人格行動障害
・記憶障害
このような症状が見られるといいます
いづれも、外見上では分かりにくいため、
なかなか周囲からの理解が得られにくいという点も挙げられます
また、脳出血の後遺症として、しびれを自覚することがあるようです
脳出血においては、前兆・前触れでも起こるとされますが、
脳出血の後遺症もしびれの症状が起こるとされています
またそのほかにも、
自分が障害を持っていることに対する認識ができない「病識欠落」
感情や欲求のコントロールができない「社会的行動障害」など
脳出血の後遺症は、さまざまな症状が起こる場合が考えられます
今は、リハビリや、薬物療法、生活習慣の改善指導を行なうことにより、改善される可能性が十分あるため、脳出血の後遺症だからとあきらめずに病院で診てもらうようにしましょう!
とにかく周りの人が団結し、
後遺症と闘うことが何よりも大切なのです!